理系大学生がバナナの健康効果を科学的観点から解説してみた!!
こんにちは!大学が忙しくなってきたsuzuyaです!
今回は、甘くて美味しいバナナの健康効果を解説してみようと思います。
目次
そもそもバナナって何?
分類:バショウ科バショウ属
原産地:東南アジア・マレー半島地方
主な日本の生産地:沖縄県、鹿児島県
主な輸入先:フィリピン
バナナと言ったら「南国のフルーツ」のイメージですよね!
原産地も比較的温暖な土地ばかりなのでそのイメージにぴったりです。
また、バナナの語源はアフリカやアラビア半島で「複数の指」を意味する言葉だそうです。すこし怖いですが、和名は「ミバニョウ」といって、「バミョウ」とよく似ていますが、食用の果実を実らせるか実らせないかで区別していたそうです。
バナナの栄養素
エネルギー 86kcal
水分 75.4g
タンパク質 1.1g
炭水化物 22.5g
食物繊維 1.1g
・無機質
カリウム 360mg
マグネシウム 32mg
カルシウム 6mg
鉄 0.3mg
・ビタミン
ビタミンA(β-カロテン)56ug
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.04mg
ビタミンB3 0.7mg
ビタミンB6 0.38mg
ビタミンC 16mg
ビタミンE(α-トコフェノール)0.5mg
ビタミンB9 26ug
引用:https://www.dole.co.jp/banana/nutrients/
以外にもエネルギー量は少なく、茶碗半分の白米ほどのカロリーしかありません。
また、食物繊維もレタスと同量含まれており、ビタミンB群の含有量は驚くほど多いことがわかります。
バナナの健康効果
・糖質
バナナに含まれている糖質は、多糖類の「食物繊維、でんぷん」、少糖類の「ショ糖、オリゴ糖」、単糖類の「ブドウ糖、果糖」の大きく分けて三種類です。
これは、糖の数によって分類されており、多糖類は文字通り糖の数が多く、反対に単糖類は糖が一つしかないことがわかります。
そして、糖の数が多いほど体への吸収スピードが遅くなるため、三種類の糖が吸収されるスピードにバらつきができます。
よって、緩やかに血糖値を上昇してくれて、腹持ちが良いのがバナナの糖質の特徴です。
・無機質
浸透圧を調整する働きと、ナトリウムを排出する作用があります。
また、心臓や筋肉の機能を調整するほか、むくみを予防してくれます。
骨の健康を維持するために必要不可欠な無機質で、カルシウムとのバランスが大事なのですが、不整脈を防いでくれたり、体温や血液を調整してくれます。
・ビタミンB群
糖をエネルギーに変換してくれる水溶性ビタミンで、神経系の機能を正常にしてくれる働きを持ちます。
また、むくみと疲労を予防してくれる効果も期待できます。
脂質を代謝してくれる水溶性ビタミンで、髪や皮膚などを作る手助けもしてくれます。
また、過酸化脂質の分解を促進してくれたり、口内炎の予防効果も期待できます。
ビタミンB3
エネルギー生成と代謝に携わるビタミンで、脂質とアミノ酸の代謝を手伝ってくれる他、皮膚や粘膜の健康をサポートしてくれます。
ビタミンB6
タンパク質の代謝に欠かせないビタミンで、人体の構成を正常に保ってくれる他、神経伝達物質の合成を助けてくれたり、貧血の予防にも期待できます。
・アミノ酸
バナナはセロトニンを合成するのに必要なトリプトファンを、多く含んでいます。
このセロトニンとは、ストレスに対して効果を発揮する脳内物質のことで、別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
セロトニンは、ドーパミンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質をコントロールし、精神を安定させてくれますが、減少すると攻撃的になったり、鬱やパニック障害になってしまいます。
まとめ
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