原材料がヤバい!酷い企業努力で生まれた偽物食品
多くの企業がコストを抑え、いかに商品を売るかを考えた結果生まれた偽物食品。
もちろん、あまりにも高いから安くて似たような味を提供したいと考えて作る企業もあるでしょう。しかし、利益のために製造している会社も少なくはありません。
そこで今回は、原料がヤバすぎる偽物食品について解説していきたいと思います!
廃棄リンゴ
見るからに腐っていたり、落ちたリンゴは廃棄されてしまいますが、一部は低価格で取引されています。そこに目を付けた悪質な業者が大量に仕入れて、いちごジャムに変えてしまうのです。
まず、廃棄リンゴに多量のデンプンを加えて粘り気を出します。これでジャム特有のねっとり感を出し、香料や添加物をふんだんに使うことで偽物のいちごジャムが出来上がります。
この方法で製造されたいちごジャムは、普通のいちごジャムよりも添加物の含有量が多いため健康を損ないます。また、リンゴアレルギーの人にとって脅威になりかねません。
しかし、現在では極端に安い菓子パンに使用されている程度ですので、「いちごジャムを買ったら実はリンゴだった」なんてことにはなりません!ご安心ください
ナマズ
いやいや!「ナマズなんて海外でどこかの民族が食べてるやつでしょ!」と思われたそこのあなた。実は気づかぬうちに食べているかもしれません。
全く話が変わりますが、白身魚のフライって何の白身魚か知っていますか?
正解は、大半の白身魚のフライには「タラ」や「ホキ」が使われています。
他にもヒラメやスズキなどに商品名を偽造してナマズを売っているところもあるとか...
油+化学物質
皆さんお待たせしました。偽物食品と言ったらでお馴染み「いくら」の登場でございます。
「いくら」は本物ではないことが有名ですが、原材料をご存じの方は少数だと思います。
なんと「アルギン酸ナトリウム」、「カラギナン」そして油でできているのです。
「アルギン酸ナトリウム」はわかめや昆布などの海藻類から抽出できる天然の水溶性食物繊維の一種です。「アルギン酸ナトリウム」が水溶性であるため増粘剤としての機能があり、食品や化粧品に用いられています。
「カラギナン」は「アルギン酸ナトリウム」とは異なり、紅藻類から抽出される多糖類の一種です。使用用途にほとんど差はなく食品や化粧品に用いられています。しかし、IARC(国際がん研究機関)では、カラギナンが分解されると発がん性物質に変化すると報告されています。また、米国ではカラギナンの使用に反発する声も上がっています。
これらがどのようにして偽物のいくらになっているのでしょうか。
実は、外側のプチっとした膜は「アルギン酸ナトリウム」、内側のドロっとした液体が「カラギナン」でできています。そして、真ん中の赤い部分は油でできています。
本物のいくらと違って偽物のいくらは、添加物で作られているため、体に良いとは到底言えませんね。
小麦粉+水+チーズ
外食で食べるピザやハンバーグの上に乗っているチーズが偽物であることをご存じでしょうか?実は、本格的なチーズを扱っている店以外はチーズをカサ増ししているのです。
チーズは製造過程によって3種類に分かれており、本物のチーズは「ナチュラルチーズ」、ナチュラルチーズを溶かして添加物を加えたものを「プロセスチーズ」、上記二種類と小麦粉、水、コーンスターチ、添加物を加えたものを「チーズフード」と呼びます。
チーズに含まれている乳化剤は「リン酸塩」が大多数を占めており、過剰摂取すると体内のカルシウムとリンのバランスが崩れるため、骨粗鬆症、動脈硬化、腎臓疾患、精神疾患に陥りやすくなります。
私は本物のチーズを食べたことがないのですが、違いが分かる人は偽物のチーズが薄味だとわかるそうです!
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